eラーニングシステムのメリットは?

Dec 8, 2021eラーニングの導入を検討している総務や人事担当者の方であれば、ぜひ当コンテンツをご参照ください。

eラーニングとは

eラーニングとは、electric(電子的)とLearning(学習)を組み合わせた造語です。端的に言えば、eラーニングは「インターネットを活用した通信教育」という認識でも構いません。ビジネスにおいて、eラーニングは従業員の教育や資格取得のために使用されるのが一般的です。就業規則や業務手順など、人材育成を目的とした教育内容はたくさんありますが、より具体的に言えば以下のようなものがeラーニングに該当します。

  • 企業の就業規則を動画で配信する
  • ITリテラシーのテスト問題を配信する
  • 業務のフローをイラストや漫画で配信する

eラーニングは、通信機器と技術が発達した現代ならではの学習形態と言えるでしょう。ビジネスのみならず、学校や塾など、

さまざまな場所で活用されています。ちなみに、カメラやマイクを使って遠隔地から授業や研修を行うことを指して

「eラーニング」と呼ぶケースもありますが、当コンテンツでは別物として取り扱っています。

eラーニングシステム(学習管理システム)とは

システムごとに機能は異なりますが、例えば、学習教材の動画やテストを配信したり、配信したものを編集したりする際は、

eラーニングシステムを通じて行う仕組みです。その特徴から、eラーニングシステムのことを「学習管理システム(LMS)」と呼ぶこともあります。このほか、eラーニングシステムには「どの従業員に対して学習教材を配信するのか」「どの従業員がどれだけ教材を利用したのか」などを細かく管理する機能も備わっています。

企業でeラーニングシステムを導入するメリット

●人材育成を計画的に進めやすい

eラーニングシステムには、学習教材の配信対象者を選べる機能が備わっています。従業員全てに対してはもちろんのこと、特定の部署にだけ学習教材を配信することも可能です。加えて、eラーニングシステムは学習教材の利用履歴も管理できるうえ、テストやドリルを通じてスキルの習得度合いを図ることもできます。「従業員の誰がどこまで学んだのか」を把握できれば、それだけ計画的な人材育成を進めやすくなるでしょう。

●教育の質を均一化させやすい

インストラクターや上司が行う従業員教育は、「インストラクターや上司の質」と比例して、教育の質も変化します。その結果、従業員のスキルアップの速度に差が生じやすくなるのです。一方、インターネットを通じて動画や教材を配信するeラーニングシステムは、「誰もが同じものを受講できる」特徴があります。そのため、教育の質を変えずに従業員を過不足なく教育することが可能です。

●幅広い知識やスキルを習得させやすい

働き方によっても異なりますが、ITリテラシーやビジネスマナーなど、業務に必要な知識やスキルは広域にわたります。これらをすべて「インストラクターや上司が直接教える」というのは、効率の良い方法とは言えません。ですが、一口にeラーニングと言っても、企業の経営理念から業務アプリの使い方、リスクマネジメントの手法に至るまで、学べる知識やスキルは多岐に渡ります。直接的な指導が難しい知識やスキルは、eラーニングシステムで学んでもらうことも可能です。

●教育にかかる労力とコストを抑えやすい

eラーニングシステムは、デバイスとインターネット環境があれば、従業員が場所を選ばずに利用できます。知識やスキルを学んでもらうのに、研修場所や講師の手配をする必要もありません。わかりやすく言えば、eラーニングシステムを導入することで、コストを抑えて人材育成を行いやすくなるのです。

このほかにも、eラーニングシステムは「教材のアップデートや改良がしやすい」「従業員の得手不得手が把握しやすい」などのメリットも得られます。