ECサイト運営とは
ECサイトとは、「ネットショップ」「オンラインショップ」「オンラインストア」「Eコマース」などと呼ばれているオンライン上の商品販売サイトのことを指します。
主に小売の方や支援業者やベンダーなどはECサイトと呼ぶことが多く、一般的にはオンラインショップやネットショップの方が馴染みの深い言葉になります。
EC運営にまつわる仕事や業務は細分化すると果てしなく多いので、初心者や未経験者が忘れてはいけない、11個の重要な基本業務をご紹介します。
ーフロント業務ー
①商品企画
②ECサイト制作・運営
③プロモーション
④商品撮影
⑤仕入れ・製造
ーバックオフィス業務ー
⑥受注処理
⑦在庫管理
⑧出荷・梱包
⑨物流
⑩会計
⑪カスタマーサポート
ECサイト運営の業務は大きく分けて2つ
フロント業務
フロント業務とは、主にお客様から見える部分やお客様の購買や意思決定等のアプローチに携わる業務です。
市場の調査を行う⇔商品を企画し→製造。製造後に販売するECサイトやECモールを選定→プロモーション方法の選定→その動きと連動させた商品撮影を行う→集客→販売といった流れになります。
バックオフィス業務
バックオフィス業務とは、主にお客様から見えない部分や販売後に行う業務のことを指します。
受注処理(&会計)→在庫確認→出荷・梱包→物流(&会計)→お客様に商品到着後はアフターサービスとしてカスタマーサポート業務が続きます。
ECサイト運営にまつわる全体像と大きく分けた2つの業務をもう少し分解していきましょう。
ECサイト運営業務 ①商品企画
フロント業務の中で非常に重要な位置づけである商品企画。ユーザーのニーズやトレンド、季節、時代背景、市場規模を考慮した商品展開を行い、売れる商品を企画していくことが重要。
悩み解決型の商品、贅沢にあたる商品、短期のトレンドに合わせた商品など、どのくらいの市場規模の誰にどのように販売していくかを考え、売上と原価、プロモーションなどを差し引いた利益がどれくらいになるのか、どのくらいの期間販売するかを計画する業務です。
ECサイト運営業務 ②仕入れ・製造
販売計画に基づいて、仕入れや製造を行う業務です。仕入れは売上と利益を大きく左右することは念頭に置いておかなければいけません。
TwitterやInstagramマーケティング、UGC施策がうまくハマった場合、通常の販売計画にはない需要が発生するため、仕入れが間に合わなくなります。
そういった場合に備えた仕入れ、製造の先の確保、Bプランなどの用意がない場合、単純な機会損失を生むため、注意が必要です。
ECサイト運営業務 ③ECサイト制作・運営
お客様が触れる時間が一番長いECサイト。広告やSNS、LPなどからECサイトへ導線を引っ張り、購入にあたり必要な情報を端的に取得出来て、スムーズに購入できるかどうかはこのECサイトの作りにかかっています。
どんなにいい広告を打っても、どんなにフォロワーが多くても、ECサイトがイケてない、購入までの導線がユーザーの意図に沿っていない、決済手段が顧客の希望に沿っていないなど、ECサイトの作りが悪いと購入してもらえません。
ペルソナとECサイトまでの導線を考慮したうえで、設計、構築が必要になるため、ここに対しての投資の仕方を間違えると売上が伸び悩む、施策が当たらないなど非常に厄介な事になります。
ECサイト運営業務 ④商品撮影
その名の通り、商品を撮影する業務です。最近ではECサイト用の撮影でも動画やGIF、360度ビューやイメージカット、モデル撮影やロケ撮影など多数の撮影方法が存在します。
ブランドイメージや顧客層に合わせて撮影方法を変える必要がありますが、時間がなく疎かにしており、ここに課題を抱えてる企業も多数います。
EC業界では「ささげ」必須項目かつコンテンツの基礎を作るため、売上を左右する重要な位置づけとして置かれています。
ささげって何?って方はこちら→ECのささげ業務とは
物撮りを簡単にしたいなら→自動撮影システム「オートリー」
ECサイト運営業務 ⑤プロモーション
ECサイトのプロモーション業務は主に広告運用にはなりますが、ターゲットに置いているユーザーの意図を捉えない運用は無駄でしかないので、様々な方法を打ち出して得られる効果によって運用方法を考えていかなければいけません。売れないと言っている企業はここに課題を残しており、マーケティングに割く時間がないことがほとんどです。
プロモーションの方法の一例をご紹介します。
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・コンテンツマーケティング(SEO対策)
┗ブログ
・SNSマーケティング
┗ブランディング、集客、広告、UGC
→マーケター大注目のUGCとは?
・アフェリエイト広告
・メルマガ
・LINEでの1to1施策
・Youtube
上記の画像の通り、一定の割合にしか効果はなくだいぶ煙たがられているのがわかります。
アプローチの手段と目的をはき違えるとブランドイメージやサイトイメージに大きな傷がつきますので、不足していることと手段を照らし合わせて、的確なプロモーション方法でグロースさせていきましょう。
ECサイト運営業務 ⑥受注処理
お客様が購入された後に一番最初に取り掛かる業務です。注文内容の確認~在庫引き当て、出荷指示等まで行います。
受注から出荷までがいかにシームレスに素早くできるかは現代においては非常に重要な部分になります。
ECサイト運営業務 ⑦在庫管理
在庫の過不足等の管理をする業務です。在庫管理がずさんであればあるだけ信用に傷がつくのと、物流に関連する部分であるため、ツールや外注業者を使って管理を簡素化している企業も多い業務です。
ECサイト運営業務 ⑧出荷・梱包
出荷指示を受けて、商品のピッキングや梱包、配送準備までを担います。
物流のセクションで後述もしますが、受注から出荷までの流れは非常に重要であり、ここがいかに丁寧に、素早く、間違いなく通過できるかで満足度は上下すると言っていいでしょう。
ECサイト運営業務 ⑨物流
引用:MMD研究所
商品の入庫~検品~保管~出荷指示後のピッキング~梱包~出荷~返品などの業務です。
この部分も地味に大変な作業が多く、間違えれば一大事になりかねない部分です。
ECサイト運営業務 ⑩会計
EC業務にはお金が頻繁に動くこととオンライン上で決済をして、商品が届いた時点で権利が移譲するため、受注処理や物流などどこのタイミングでどう処理されるかの把握は知っておくべき内容です。
トラブルが起きた際にどこまで遡り、どこを見て、何をすべきか、会計の知見がないと2次クレームを受けかねませんので、疎かになりがちな会計も十分に把握しておきましょう。
ECサイト運営業務 ⑪カスタマーサポート
お客様のサポート業務で未経験者や初心者でも一次受付がやりやすい業務。UGCや顧客体験、レビューやSNSなど情報社会にふさわしく、簡単に情報がシェアできる仕組みがあり、良くも悪くも評判は売上を大きく左右します。
お客様とのコミュニケーションができるカスタマーサポートは一歩間違えれば顧客を失う可能性のある部分であるため、一貫性のある会社と顧客をフラットにつなぐ業務として非常に重要な位置づけです。
SNS集客
TwitterやInstagram等で、自社アカウントで運用する、インフルエンサーに紹介をしてもらう、広告を打つなどがSNSを使った主な集客方法になります。特にインスタはインスタライブなどを使ったライブコマースが非常に簡単に行えるようになっており、店舗スタッフを活用したマーケティング方法も主流になりつつあります。
Youtube集客
Youtubeでコンテンツを発信できることはすでにご存じかもしれませんが、Youtube経由でECサイトに誘致して、販売を守銭としている企業があることはご存じでしょうか。
YoutubeとECは非常に相性のいい組み合わせであることは間違いないですね。
Googleの広告
Googleの広告はビジネスの目標に沿った結果を出します。
ウェブサイトへのアクセスを促進
オンライン広告でユーザーをウェブサイトに誘導して、オンラインの売り上げ、予約、メーリング リストの登録件数を増やしましょう。
お問い合わせ電話件数の増加
広告にお客様の電話番号と Click-to-Call ボタンを追加して、電話による問い合わせの件数を増やしましょう。
実店舗の来店者数を増加
ビジネス広告で会社を地図から見つけやすくして、来店してくれるユーザーを増やします。